あゝ荒野。初日。
と言う訳で、行ってきました。さいたま彩の国芸術劇場。
初めて行きましたが遠いっ！！！！
品川で新幹線降りたんですが、ほんと遠くてビックリでした。赤羽でちょっと迷いかけたし(笑)。
さ、そんな訳で「あゝ荒野」でございます。
簡単な感想でございます。
あ、ネタバレしております。ご注意ください〜。
OKな方はズズイッと下へどうぞ〜〜。
さ、あゝ荒野でございます。
蜷川監督の作品。蜷川さんの作品はワタクシ白夜の女騎士しか見たことがないんですけど
白夜よりはわかりやすかったなぁ。
白夜はほんと意味不明でしたから(笑)。
あゝ荒野はストーリーは割とわかりやすいです。
でもまぁ蜷川さんなんで、意味不明なところもた〜くさんありましたけど(笑)。
ストーリーはと言いますと。
どもって人とうまく話ができない健二と、自信に満ち溢れた新次。
2人は同じボクシングジムに同じ時期に入り、同室で生活するようになり
兄弟のように過ごします。
リングネームはバリカン（父親が床屋だから）健二と新宿新次。
実は娼婦の死体が発見されたラブホテルで鉢合わせしかけてるんですが
2人はそれを知りません。
その娼婦。バリカンと一緒にいる時に死んでいるんですが
バリカンは意識が一瞬遠くなって気づいたら娼婦が死んでおり、自分が殺したかどうかわからない、と。
そのラブホテルで新次は女から騙され、サイフを盗まれています。
2人はトレーニングを積み、どんどん強くなっていきます。
新次はチャンピオンになる。女も金を全部手に入れてさらにヒーローになる、と口癖のように言います。
バリカンはもくもくとトレーニングしながら新次と試合がしたくなります。
そしてジムを移籍し、新次と試合をすることになります。
そして試合。試合は圧倒的に新次が強く、試合終了後バリカンは死んでしまいます。
倒れたバリカンを抱きしめて叫ぶ新次。
それで舞台は終了です。
もうね〜…。とにかく新次が最高です。
生意気なチンピラ(笑)。白いスーツに柄シャツに雪駄(笑)。
オールバックにしてて態度でかくて割と最悪です(笑)。
やりたいことを全部する、をモットーにしているので
女とエッチはするし、酒飲むしタバコ吸うし。
パンツいっちょで女とシーツの中に入ってゴソゴソしたりチューしたりベタベタしたり。
「セックス」とか「やらせろ」とぁ「カラダで払え」とか
まぁエロワードをたくさん言ってくれます。最高っす！！！！
ちょっとややこしいのは、早稲田大学の自殺研究会という人達が出てくるんですが
彼らがややこしい。
彼らは自殺しそうな人を探して自殺するところを見てみたい、
もしくは人を自殺するようにもっていってみたい、と考えて活動しているんです。
結局自殺しそうな人を見つけることはできないんですが、舞台中2人亡くなります。
まず殺された娼婦。結局犯人はバリカンなのか、バリカンが殺していないのかわからずじまいです。
あの娼婦は自殺だったのかな…。
あとバリカンが最後死んでしまいますが、バリカンのしたいことをしてあげる新次。
つまりバリカンは死にたかったのか…。
う〜ん…。難しい。
とにかく松本さんがもう最高でっす。体つきマジいけてます！
締まってて、鎖骨とか背骨のラインとか腰とか肩甲骨とか
とにかく悶えまくりでございますよ奥様〜〜〜！！！
またおバカなチンピラが最高(笑)。
パンツいっちょになるし、上半身裸で客席の通路歩いたりするし。
そしてラスト20分のボクシングの試合。これがほんとすごいです。
もちろん実際にはなぐり合ってないんですが
時々顔とかにパンチ当たってるし、汗すごいし。
途中から小出くんの独白？みたいなんが始まって試合がスローになるんですね。
それがまた最高で。ジワジワ汗かいていくのがわかって、ほんとタマリマスェン。
最後カーテンコール何回あったかなぁ…。
やりきった感いっぱい！みたいな顔で客席に向かって挨拶をしてる松本さんが
ほんっとステキングでそれだけで泣きそうに(笑)。
蜷川さんが客席にいると思って、客席を見ながら「おいでおいで」ってするんですが
結局蜷川さんいなくて。
そしたら井出らっきょさんが蜷川さんのフリして中央に出てきて
おじぎしかけて「いや、オレちゃうし」みたいな感じでボケてるのを
笑って見てました(笑)。かわいかった〜〜。
何回目かのカーテンコールで蜷川さんと小出くんと3人で出てきておじぎ。
3人で手つないでました。
小出くんと二人で出てきて、ハケる時小出くんの背中をポンッてしたんですが
またそれでガフォェェッ！！てなりました(笑)。
歌って踊る松本さんがもちろん一番ですけど、たまには舞台もいいなぁ。
あのカーテンコールの満足しきった顔とかほんと最高で。
12月まで舞台は続きますが、ほんとケガに気を付けて頑張っていただきたいです。
ってまたこんなダラダラ書いてしまった…（汗）。すみません〜〜。
